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RequestPolicyを使わない理由2009/07/12 22:11

私がRequestPolicyを使わない理由は昨日もちょっと書いたのですけど、主な理由が抜けてたのでダラダラと書いてみます。

使わない主な理由は、RequestPolicyは表示中のサイトのJavaScriptを実行禁止にできない点にあります。
この仕様では、ショート(短縮)URLなどで0-day攻撃のサイトにうっかり誘導されてしまった場合、NoScriptより危険になります。

NoScriptでも「許可」すると同じことですが、止められるか止められないかは大きな差です。
RequestPolicyはNoScriptですぐに「許可」してしまう人向けのアドオンなのだと思います。

それに私は、あのホワイトリストの考え方(AのサイトからBのサイトの呼び出しを許可するというやり方)が非合理的だと思うのです。
ホワイトリストに入れたなら、どのサイトからの呼び出しても許可すればいいのであって、許可できないならホワイトリストに入れるなと。(アレは広告を非表示にするための仕組みなんじゃないかなぁと)

G`nome様のところでも書かれてますが(というか取り上げられたからこれを書いてるのですけどw)
2009.07.12 SUN - UnderForge of Lack
※許可は基本的には一時的!
私もそう思います。手元が狂って間違えないように、「一時的に許可」しか表示しないようにしてますw
一時的に許可

よく「NoScriptは許可する癖がつくので意味がない」と言われますが、そんな癖がつく人はNoScriptを使う適正がないだけだと思います。

ちなみに私が許可するまでの流れはこんな感じです。
  • JS Offでなにも見えない場合、5割はそのまま見ない
    残り5割はケースバイケースで次の通り。
  • view-source:で読めるだけ読む。例:ソフトバンク モバイル 2009年夏モデルの罠
  • 怪しかったり、万が一の覚悟もできないけど、どうしても見たいならVirtual PC上で見る。
  • 万が一の覚悟ができた場合、「一時的に許可」(ネットで買い物するときなど)
  • 頻繁に見るサイトでJS Onにする必要があり、万が一の覚悟ができた場合はホワイトリストに登録。
    覚悟ができるまでは「一時的」でも見れないですけどw
あと予防措置として、個人的なブラックリストをhostsに「0.0.0.0 ホスト名」で登録してます。
(普通127.0.0.1にするそうですが、たくさん登録すると大変ですので0を使ってます)

これでもまだぬるい方だと思います。
NoScriptの基本は、許可したら負けかなと思ってるw

そんなのやってられないと思うかもしれませんが、セキュリティは利便性とトレードオフの関係なのですから仕方ありません。

妥協の結果として、RequestPolicy、YesScript、Fxのセキュリティブロック、ウイルス対策ソフトのWeb保護機能などを選べばいいのだと思います。