画像を劣化させずにファイルサイズを小さくする(Progressive Jpeg) ― 2008/11/08 10:02
プログレッシブJpegが何かはIT用語辞典をご覧ください。
プログレッシブJpegでファイルサイズが小さくなる理由はベースラインとプログレッシブをご覧ください。
無劣化でベースラインとプログレッシブを変換するツールはJTBの1.0.07以降※1を使います。
操作は、JTBに対象のファイルをドロップして、「ファイルサイズ増加の時は上書きしない」のチェックを外し※2、プログレッシブ化にチェックしてOKボタンを押すだけです。
逆に非プログレッシブ化にチェックすると、通常の(ベースライン)Jpegに無劣化で変換できます。
-追記-
プログレッシブ化によってファイルサイズが必ず小さくなるわけではありません。
ファイルサイズ重視の場合、手順は次のようになります。
※上書きになりますので、必ず元画像をバックアップしてから作業してください。
- 元の画像がプログレッシブJpegなら、JTBで「ファイルサイズ増加の時は上書きしない」のチェックを外し「非プログレッシブ化」をチェックしてベースラインに変換
- JTBで「プログレッシブ化」「非プログレッシブ化」のチェックを外して
「ファイルサイズ増加の時は上書きしない」「最適化」「エクストラ・マーカー削除」をチェックして最適化 - carmineで最適化 (画像を劣化させずにファイルサイズを小さくする(Jpeg)を参照)
- JTBで「ファイルサイズ増加の時は上書きしない」「プログレッシブ化」をチェックして最適化 (この場合、プログレッシブ化でサイズが大きくなるファイルは上書きされません)
では、ファイルサイズを比較してみましょう。例によってアサブロテンプレートから(笑)。 クリックで拡大します。
オリジナル | 127,178 |
ベースライン:JTB→carmine | 105,472 |
プログレッシブ化:JTB | 101,915 |
冒頭のいろいろ思うところといった件ですが、互換性と負荷なんですよね。
今更表示できないブラウザはないと思いますが、ブラウザ以外で使うとなると表示できない場合がないといえません。
負荷も、10分割されてると10倍の表示負荷がかかります。1枚、2枚なら10年前のパソコンでも問題になりませんが、100枚だと1000枚の画像を表示する負荷に匹敵します。
もっとも、ブログで使うテンプレート画像としては、ナローバンドの環境を考えるなら、むしろプログレッシブを使うべきと思う訳で
転送量的にプロバイダとしてどうよ?
と前回と同じ結びになるのでした(笑)。
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