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LilithからLAMEでmp3にエンコード2008/10/19 04:56

Lilith
Sound Player Lilithを使い始めてから5、6年程になるのだけど、考えてみればLilithで1度もmp3にしたことがない。※1
CDの殆どはape+cueにしてPCに入れてあるので、cueからタグを挿入してくれると楽だなぁと、セットアップしてみることにした。(ちなみにLilithは、設定、その他のオンラインアップデートで0.992にアップデートした方がいいです。テストバージョンの筈なのだけど……ねぇ)

先ずはLAMEが必要になるのでダウンロードします。
解凍したら、lame.exeとlame_enc.dllを適当なフォルダ(Lilithのフォルダでもいい)に入れます。

次はLilithの設定ですが、右クリックしてメニューから、ファイルの変換→設定、External Processを選んでプロパティを押すと、外部コマンドライン設定のダイアログが表示されます。
参照ボタンを押して、先程格納したフォルダのlame.exeを指定します。
コマンドラインの詳細は、外部プロセス設定に詳しく説明されてます。
"--alt-preset standard" "%FilePath%%FileName%%FileExt%" "--add-id3v2" %#"--tt" "%>%Title%" %<"--ta" "%>%Artist%" %<"--tl" "%>%Album%" %<"--ty" "%>%Date%" %<"--tc" "%>%Comment%" %<"--tg" "%>%Genre%" %<"--tn" "%>%Track%" %<"%OutFileName%.mp3"
ただ私の使い方では、このまま使うと非常に不味い(笑)。複数曲を変換すると同じファイル名にエンコされるので、最後の1曲しか残らない(笑)。タグは全て入力済みという前提で、%OutFileName%をトラック№と曲名に置き換え、ビットレートも変更しました。
"-V0" "--ignore-tag-errors" "%FilePath%%FileName%%FileExt%" "--add-id3v2" %#"--tt" "%>%Title%" %<"--ta" "%>%Artist%" %<"--tl" "%>%Album%" %<"--ty" "%>%Date%" %<"--tc" "%>%Comment%" %<"--tg" "%>%Genre%" %<"--tn" "%>%Track%" %<"%FilePath%%Track% %Title%.mp3"
訂正:コメントで間違いの指摘を頂きました。--tgがあるのに"%>%Genre%"がなくなってました。正しくは外部プロセス設定で引用した部分の最初と最後をいじって、なくてもいい引用符を消していただけだったのですが、HTMLに編集の過程か(当時特殊文字の置き換えは手作業だったこともあってか)なにかで間違えてしまったようです。ということで引用符も消してないのを貼り直します。m(_ _)m

-Vは可変ビットレート(VBR)で、0(ファイルサイズ大:高音質)~9(ファイルサイズ小)が指定できます。-V5だと平均140?くらいなので携帯プレイヤー向きと思われます。
Lame 3.98.2だと --vbr-newはデフォのようですが、おまじない(笑)なので消しました。

可変は嫌という場合、「-b320」(高音質)とか「-b128」(携帯プレイヤー向け)を「-V0 --vbr-new」と置き換えます。<追記>指定できるビットレート(-bの後ろの数値)は、320/256/224/192/160/128/112/96/80/64/56/48/40/32で、192あたりで違いを聞き分けられる人がグッと減るようです。</追記>

Lameのパラメータの詳細はコマンドプロンプトでLame -?で見れます。(それで不自由しない人はこんなとこ見ないですね。日本語で解説されている方がいらっしゃいますので参考までnew
VBR以外に携帯プレイヤー等の互換性で問題になりそうなのは、ファイル名(日本語とか)はリネームすればいいとして、--add-id3v2を--id3v1-onlyにするくらいでしょうか。
互換性が不安なら、いっそタグなし(-b128 "%FilePath%%FileName%%FileExt%" %<"%OutFileName%%Track%.mp3")でいいかもしれません。

パラメータが決まったら、「前回の設定」とは表示されてるところに「№+曲名」とか名前をつけて保存ボタンを押しておきましょう。
OKボタンを押してダイアログを閉じて変換準備は完了です。

あとは、ファイル変換のリストに直接ファイルをドロップするなり、プレイリスト上で変換したい曲を選択状態にし、右クリックで「ファイル変換リストへ送る」を選んで、開始ボタンを押すだけです。


※1 CCCDを不買してたら、新規のCDは数枚というありさまw。携帯プレーヤも壊れてたので、mp3にエンコする機会がなかったのです。


ここからは愚痴なのさ。

十年ちょっと前、携帯プレイヤーは64MBでも大容量と言われてました。そんな容量にアルバム1枚入れようとしたら、VBRで32~128kbpsぐらいしか選択肢がありませんでした。当時はそのレートの音が酷く思えて、じきに使わなくなってしまいました。

今や1GB以上なんて当たり前、プレイヤーの値段も当時の1/3以下だったりで、ビットレートを贅沢にとれるようになったので、昔のアルバムも変換してみようと思い立ったのが、今回のこの話だったのですが……

先ずは、ビットレートをどのくらいに設定するかって、ブラインドテストしてみたんです。昔は原曲との聴き比べで128kbpsは100%で、160を超えると聞き分けられない曲がチラホラ、192で1、2曲だけ区別できていて、それ以上は判別不能でした。

そして今回、V5、V2、V0を用意して原曲と聴き比べた結果、ほぼ全滅。o...rz
-V5で全然OK。むしろ十分。いや、容量的に一番よい。(T_T)

軽くショックというか、かなりショックというか、こんなに耳が悪くなっていたなんて思いませんでした。
そんな訳で、ここ3日ほど落ち込んでましたとさ。


えっ、それなのになんで-V0を指定してるかって?
所詮、音楽なんて気分よく聞ければいいんだよ。
プラシーボ万歳。

そして落ち込むだけのために、ブラインドテストしたようなものと気がついて、また落ち込むわけさ。orz
(-人-)合掌

3,100円の時に買っとけばよかった……

コメント

_ himuro ― 2010/03/09 04:09

こんにちは.
lilithを使ってアルバムのコンテナからMP3作りたくてたどり着きました.
参考として挙げていただいているLAMEの設定ですが正しく?は下記のようにならないでしょうか.
-V0 --vbr-new --ignore-tag-errors "%FilePath%%FileName%%FileExt%" --add-id3v2 %# --tt "%>%Title%" %<--ta "%>%Artist%" %<--tl "%>%Album%" %<--ty "%>%Date%" %<--tc "%>%Comment%" %<"--tg" "%>%Genre%" %<"--tn" "%>%Track%" %<"%FilePath%%Track% %Title%.mp3"

お気づきで直してないだけかもしれませんが(w
ジャンルの所が変になっています.

では,失礼します.

_ puppet ― 2010/03/09 14:00

ご指摘ありがとうございます。 m(_ _)m

_ puppet ― 2010/03/09 17:25

記事の方は作り直したのを貼ったので、今、自分が使ってるのを貼っておきます。

-V0 --ignore-tag-errors "%FilePath%%FileName%%FileExt%" --add-id3v2 %#--tt "%>%Title%" %<--ta "%>%Artist%" %<--tl "%>%Album%" %<"%FilePath%%Track% %Title%.mp3"

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